はじめに
DFGC では複数のプロジェクトを進行させています。
これらのアイデア・ソースの盗用を防ぐために開発をステルスで行っていますが、進捗が一般のメンバーに共有されづらいという問題があります。
本活動報告の目的は、このようなクリプトプロジェクト特有の課題について透明性を高めることで、メンバーの参加・貢献に寄与することです。
進捗報告
ー YAMATO ー
Yamato Protocol は ETH を担保に日本円ペグコインを発行できるプロトコルです。
コア開発
監査について、依頼に関する投票について合意されたため、業者と進行しています。
2 社から初期レポートを受領し、それぞれ問題の修正とレビューを行いました。
修正の反映について再レビュー後レポートが発行されます。
監査完了後、開発部にて打ち合わせをした後アップグレードを行います。
開発が完了した V1.5 の YMT、veYMT について、Sepolia テストネットへ展開しました。 app.yamato.fiにてネットワークを切り替えることで利用することができます。
veYMT の発行やユーザーリワード YMT の請求についてve-interfaceで行うことができます。
アップグレード前の動作確認にご利用ください。
v1.5 アップグレード内容についてはこちらの記事をご確認ください。
その他ロードマップなどについてはこちらの記事をご確認ください。
Interface 開発
以下のような接続環境を用意しています
- app.yamato.fi
- 本番メイン
- icp-app.yamato.fi
- 本番サブ
- dev-app.yamato.fi
- テストネットでの追加機能の検証
テストネットは Sepolia ネットワークへ展開済みです。
今後は V1.5、V2 のための開発を進行する予定ですが、改善要望があれば検討いたします。
また、フロント構築の技術スタックの変遷に対応するためにリファクタリングを行っています。
リファクタリング後は WalletConnect v2 の対応やスマホのレスポンシブ表示が可能になる見込みです。
ドキュメント
https://docs.yamato.fi/ にてドキュメントを掲載しています。
誤字・脱字や不明点があれば改善いたしますのでこちらに書き込みください。
リソースリンク
UI: https://app.yamato.fi/
DOC: https://docs.yamato.fi/
Dune: https://dune.com/dfgc/yamato
CoinGecko (CJPY): https://www.coingecko.com/en/coins/convertible-jpy-token
Curve pool: https://curve.fi/#/ethereum/pools?search=CJPY
Immunefi: https://immunefi.com/bounty/yamatoprotocol/
ー Punodwoɔ ー
Punodwoɔ は、現在コミュニティプールとして利用している Fuse の移行先として CompoundV3 を用いるものです。
TXJP を担保に各種トークンを借りることができます。
CJPY・WETH・crvUSD プールが立ち上がっています。
IAO
Punodwoɔ のユーティリティトークンである $PND の初期流動性を設置するため、IAO(Initial Auction Offering) を行いました。\
詳細はこちらの記事をご確認ください。
のべ 45 件、計 33.582ETH の入札があり、オークション成立となりました。
入札ありがとうございました。
取得した ETH は PND の流動性提供に利用され、PND/CJPY,PND/TXJP プールに流動性が設置されました。
https://app.uniswap.org/explore/tokens/ethereum/0x5fff1443cb859e17e9a6786f7e24c369f22fd002
コア開発
CJPY Pool において担保種の追加を検討しています。
アップデート準備を進めており、オラクルの安定稼働を確認後にアップデートを実施します。
UI 開発
Fuse の UI を元に CompoundV3 の情報を取り込んだ UI を開発しています。
メインネットローンチと共につなぎ込みを完了し、pnd.defigeek.xyzで公開しました。
CJPY, WETH, crvUSD プールへのアクセスが可能になっています。
以下の対応を完了しました。
それ以外にも Github の Issueにて UX の向上案を提示しています。
React を用いた開発が主になりますので、興味がある方はぜひ取り組んでください。
また、要望があればpunodwoɔ-ama チャンネルに書き込んでください。
ロゴ
投票の結果、以下のロゴに決定しました。
ー Yamawake ー
Yamawake は用意されたテンプレートに従ったオークションをノーコードで立ち上げられるプラットフォームです。
各種開発及び監査が完了し、メインネットローンチしました。
詳細について以下の記事をご確認ください。
Yamawake を Base チェーンにデプロイし、Base チェーンにおける TLS に則った $DFGC の IAO を実施します。
詳細は以下の記事をご覧ください。
皆様の参加をお待ちしております。
V1.5 の ve トークン発行について開発を進行しています。
また、マルチチェーン対応についても開発を進行しています。
CCIP を用いたリワードの送受信をテストネットで完了しました。フロントの対応を完了次第サブチェーンへデプロイします。
ロゴ
投票の結果、以下のロゴに決定しました。
ー Yabumi ー
Yabumi とは、SNS アカウント証明によるトークン送信プラットフォームです。
URL:https://www.yabumi.xyz/
通常の送金は宛先のアドレスを指定しますが、Yabumi では SNS 認証された NFT の保有アドレスを宛先として指定します。
具体的には
- 受け取り手が SNS 認証による NFT を Mint(SNS アカウントと tokenID が紐づく)
- 送り手が SNS アカウントと金額を指定して送金
- Yabumi が SNS アカウント →tokenID→Owner とアドレスを解決
という処理が行われます。
送り手・受け取り手ともに送金先に関するコミュニケーションを省くことができます。
開発
以下の機能を実装しました。
- X(Twitter)認証による NFT の Mint
- 一括送金の CSV インポート
- 一括送金の Permit2 有効期限設定オプション
バックエンド・フロントエンドの改修で UX の改善をしています。 今後も引き続き機能追加を進めます。
不具合・改善案の報告はyabumi-ama チャンネルに書き込みお願いします。
ー Megumi ー
Megumi は Merkle-tree を用いた Claim 型エアドロップツールです。
以下のフローでの利用を想定しています。
- Distributor が UI で付与アドレスと数量を決定
- 1 の情報を Merkle-tree に圧縮してコントラクトに登録・トークンを Deposit
- Claimer が UI からトークンを請求、対象の場合トークンが転送される
特に 1 について、「指定トークン・ブロックにおける保有割合を基に分配量を決定する」機能を搭載しており、DFGC からのエアドロップでの利用を想定した仕様になっています。
コントラクトと UI の PoC テストが完了しています。
ここから、プラットフォーム化に向けてエアドロップのファクトリー化(ガス効率改善・セキュリティ向上)と UI の調整を進行しています。
また、ロゴについてアイデア出しを行っています。
Megumi ロゴを話し合うスレにて多数提案されていますので、コメントをお待ちしております。
第一弾として、$PND の TXJP ホルダー向けエアドロップのための調整を行っています。
ー YADORI ー
コア開発
SIWE(Sign In With Ethereum)し、その EOA が保有する NFT 内のポイントの転送を行う Web アプリのプロトタイプが稼働しています。
ログイン後に NFT を他 EOA に転送することで他 EOA でも2重ログインできるといった非アトミック性を抱えているため、オフチェーンでの対応を検討しています。
PoC の次の段階として NFT 内のポイントとギフトを交換するカタログアプリの構築を想定しています。
NFT イメージ開発
DFGC から発行する NFT イメージの制作を進めています。
2D 画像または 3DCG 動画の提供を予定しており、枠の形や質感、主題のバリエーションを策定中です。
ロゴコンペティション
ネーミングコンペティションに続いてロゴコンペティションを開催します。
デザイン部主導でロゴを完成させる方向で動く予定ですが、ラフやモチーフの提案・議論の参加は歓迎いたします。
YADORI ロゴマークコンペティションにてご意見お待ちしております。
ー YASHIRO ー
YASHIRO とは、EOA の状態(ETH 保有数、トランザクション発行数など)によって図柄が変化する、EOA のアイデンティティを示す NFT です。
またアーティスト・クリエイターによるアバターが集うプラットフォームでもあります。
コア開発
コントラクト、画像選択エンジン、ランディングページの実装を進めています。
またプロジェクトの持続・発展性を向上させるためのトケノミクスも検討中です。
上記の仕様をドキュメントにまとめつつ、内容が確定し次第ランディングページを立ち上げます。
NFT イメージ開発
現在はデザイン部メンバー主導で開発を行っています。
V1 で提供するモデルは
- 和(日本からのプロジェクト)を慎ましく主張
- クリプト=お祭り感を演出
- 所有者に寄り添うアンニュイな感情表現
をテーマに作成しています。
変化するパラメータの確定とそれに沿ったデザインを作成中です。
パラメータの指定とそれに沿った画像を出力するモックサイトを開発しています。
準備が整い次第オープンチャンネルで公開予定です。
モデルは複数のクリエイターの方から提供してもらうことによって表現の幅を広げる予定です。
モデル・キャラクター等を Wallet アバター NFT に組み込んでいただける・概要について詳しく知りたいデザイナーの方はコミュニティ Discord のNFT 部にてご連絡ください。
ロゴコンペティション
ネーミングコンペティションに続いてロゴコンペティションを開催しました。
決選投票によって 3 案のうち 1 案に決定しました。
今後はこちらのロゴマークをランディングページ等で利用していきます。
投票に参加してくださった皆様、ありがとうございました。
ー TXJP アナリティクスサイトー
コミュニティダッシュボード構築の第一弾として、TXJP ホルダー推移等の統計情報を確認できるアナリティクスサイトの検討・設計・実装を開始しました。
メンバー及び第三者によるガバナンストークン TXJP の大きな偏りなどのリスク確認を容易にし、コミュニティの健全性維持に寄与します。
保有率が可視化されることで新規参加者でもキャッチアップが容易になります。
プロトタイプはhttp://dashboard.defigeek.xyz/から確認できます。
現在はプライベートリポジトリにて開発・動作確認を行っていますが、動作確認とソースコードのライセンスの確認が取れ次第 OSS として公開され、コミットが可能になります。
これは Dapp ではありませんがコミュニティの発展に大きな影響を与えるものになりますので、開発・利用ともに注視していただければと思います。
コミュニティダッシュボードの詳細な構想はこちらを参照ください。
求人情報
-YAMATO-
Interface
Yamato Interface(GitHub) は OSS です。どなたでも Issue を立てることができますし、Issue の対応をすることができます。
Yamato Interface をより良いものとするために、皆様のコミットをお待ちしております。
UI/UX 改善についてご意見ありましたらこちらに書き込みください。
-YADORI-
コア開発
- ランディングページ(フロント・デザイン)開発
- ポイント交換・付与サーバー開発
のポジションが空いています
将来的にはオンチェーン(ERC3525 の利用)運用となりますが、PoC は Web2 技術スタックでの構築を目標としています。
NFT イメージ開発
NFT 画像・モデルを制作していただけるイラストレーター・デザイナーを募集しています。
興味を持っていただけましたらコミュニティ Discord のNFT 部にて参加表明をお願いします。
-その他-
タスク部屋にてスポットタスクを掲示しています。
興味のあるタスクがありましたら Discord のタスク応募部屋に書き込みください。
タスクの要件定義・条件交渉から始めていきます。
関連リンク
コミュニティガイド: https://docs.defigeek.xyz/
Discord: http://discord.gg/FQYXqVBEnh
Twitter: https://twitter.com/DeFiGeekJapan
本記事に関するご意見・質問は上記 Discord から DeFiGeek Community の広報部までご連絡ください。